2019年3月1日

キャラ枠から始まったアパレル販売するバスケ選手と自ら切り拓いたJALアスリートの三段跳選手~another sports アナザースポーツ~

another sports~アナザースポーツ~とは?

another sports~アナザースポーツ~とは他競技選手同士で対談し、お互いのファンの方々にお互いのスポーツの魅力とその選手の魅力を知っていただき、ひとつのスポーツ、一人だけの選手以外に「もうひとつ(アナザー)のスポーツ&選手」のファンになっていただこうという企画である。
another sports~アナザースポーツ~とは?

今回の対談メンバー

バスケットボール

青木太一

名前 青木太一(あおき たいち)
年齢 1996/6/28(22歳)
出身 千葉県千葉市
競技 プロバスケットボール選手(4月から)
活動拠点 熊本県熊本市
経歴 船橋市立船橋→筑波大学
◯◯ ブランディング・スニーカー・#あおきっくすらいふ
どんな人? スニーカーがめちゃめちゃ好きです。自分自身のブランディングとして「#あおきっくすらいふ」というアパレルもやっております。イベントなども大好きでMCなどもさせていただ経験もあります。バスケットがこれから先もっと盛り上がれるように、プロとして子供に夢を与えられるように、さまざまなカタチで活動させていただきたいです。

陸上競技

山本凌雅

名前 山本凌雅(やまもと りょうま)
年齢 1995/07/14(23歳)
出身 長崎県諫早市
競技 陸上競技/三段跳(所属:JAL)
活動拠点 神奈川県横浜市(日体大)
経歴 順天堂大学陸上競技部(主将)→JALアスリート
◯◯ JALアスリート、ゴルフ、映画、車、釣り、旅行
どんな人? 2018年4月からJALのアスリート社員として陸上部を作った一期生になります。専門種目は三段跳。大学4年には、ユニバーシアードで銅メダル・世界陸上ロンドンに出場。現在は、東京オリンピックを目指して、日々精進しているところです。また、これまでの経験を活かせる仕事をやっていきたいとも考えています。セカンドキャリアとして、好きなことをどう仕事にしていけばいいのか、どういう人が自分を求めてくれるのか。そんな事を考えることもあり、今は子供達に陸上教室をしてあげたり、陸上競技の魅力を伝えるような事もやってます。

意外な共通点

浅岡-じゃあ、まずはお二人とも簡単に自己紹介をお願いします!

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青木(バスケ)

初めまして!青木太一です。22歳です。市立船橋高校出身で筑波大学にバスケの推薦で来させてもらって、3月で筑波を卒業するんですけど、4月からプロバスケットボール選手としてプレーします。

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山本(三段跳)

初めまして!山本凌雅です。僕は23歳だから、青木君はひとつ下かな。長崎出身で高校も長崎の諫早農業高校で、大学は順天堂大学出身です。専門競技は陸上の三段跳びで大学では陸上部の主将を務めさせてもらって、ユニバーシアードで銅メダルと世界陸上も一回出させてもらいました。今はJALアスリートとしてJALに所属して競技をしています。

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青木(バスケ)

僕、順天堂大学にめっちゃ友達います!(笑)

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山本(三段跳)

え?!僕も筑波結構、友達いますよ(笑)

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青木(バスケ)

それこそ◯◯君と同期ですよね?

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山本(三段跳)

あっ、そうそう!(笑)

浅岡-以外な共通点ですね(笑)

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青木(バスケ)

スポーツやってたら、絶対にどこかしらで繋がりますよ!

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山本(三段跳)

確かにね。

キャラ枠的な存在を活かして


浅岡-このアナザースポーツのテーマでもある、専門としているスポーツとは別の◯◯について聞いていきたいんですが、専門の競技外で何か活動とかされてますか?

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青木(バスケ)

僕は昔からチームには絶対に1人はいるキャラ枠的な存在だったので、盛んにインスタとかtwitterで自分を発信してて、そのキャラを活かしてより自分をブランディングするためにもTシャツやステッカーなどのアパレル販売を去年の12月頃から始めました。

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山本(三段跳)

なんでそういった活動というかブランディングをしようと思ったんですか?

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青木(バスケ)

陸上だと個人ですごい記録出すことや世界大会で勝つことで陸上という競技を盛り上げることに繋がると思うんですけど、僕の場合は競技の結果はもちろんですけど、それとは別の形でバスケ界をもっと盛り上げたいっていう気持ちからそういった活動や自分をブランディングをするようになりました。ノリと勢いですけど(笑)

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山本(三段跳)

勢い(笑)アパレルってどうやって作って、どうやって販売するんですか?

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青木(バスケ)

最初はインスタで「Tシャツの生産してくれる業者さん知ってる方いませんか?」って感じで呼びかけて、そしたら、協力してくださる方と繋がれて今はその人にお世話になって作ってます。販売はネットでしてますね。BASEっていう個人でネットショップを無料で開設できるアプリ使って販売してます。

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山本(三段跳)

そうやって始めるんですね。どれくらい売れてるんですか?

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青木(バスケ)

300~400ぐらいですかね。

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山本(三段跳)

すごい(笑)

自ら切り拓いたJALアスリート


浅岡-山本さんはJALアスリートという形で競技活動していると言っていましたけど、それはどういうものですか?

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山本(三段跳)

JALアスリートはJALの社員として所属して、三段跳の競技活動をしていくもので、これは去年できたばかりのもで、僕ともう一人の女の子がJALアスリート1期生になります。

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青木(バスケ)

それは社員としても働くんですか?

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山本(三段跳)

基本は競技活動だけで、競技で結果を出すことが求められてます。ですが、JALが東京五輪に向けて様々なイベントをしているので、それに参加したりはしてます。

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青木(バスケ)

JAL以外で何か活動とかはされてるんですか?

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山本(三段跳)

JAL以外では僕個人にオファーがあれば、陸上教室や講演会などをどんどんやっていますね。

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青木(バスケ)

なるほど、競技外でも色々と活動されてるんですね。JALアスリート1期生ということですが、どういう経緯でそれは作られたんですか?

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山本(三段跳)

「アスナビ」っていう企業と現役トップアスリートをマッチングさせてくれる、JOC(日本オリンピック委員会)の就職支援システムがあるですけど、JALがそれに登録するというのを聞いたので、JALに僕から直接入りたいですという話をしたんです。そしたら「是非会って話を」ということになり、実際に会って「選手としてこれからどういう計画を持って、どういう風になっていきたいか」を説明させてもらって、「それなら是非入ってほしい」ということで1期生目として入らせてもらいました。

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青木(バスケ)

JALに入ろうと思った理由とかあるんですか?

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山本(三段跳)

実際はいくつかの企業からオファーはありました。けど、他の企業はチームを持っているんですけど、JALは特にそういうのを持ってなくて、新しいことをやろうとしてたので、そこに魅力を感じて入りました。あと、僕は三段跳びという跳躍種目なので、「跳ぶ」っていう意味ではJALも航空会社なので印象的にもいいかなと(笑)

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青木(バスケ)

イメージ大事ですよね(笑)

アメリカ人アスリートはアピール上手?

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山本(三段跳)

僕も自分をブランディングするということに興味はあるんですけどね。自分をブランディングする理由ってなんなんでしょう?

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青木(バスケ)

自分の場合は自分自身が目立ちたいからですね。

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山本(三段跳)

あー、やっぱりそう思うんですね。

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青木(バスケ)

例えば、Bリーガーでも他のスポーツのトップの選手でもみんなが知らないような選手っているじゃないですか?その人がめちゃめちゃすごくても。

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山本(三段跳)

あー、確かに確かに。

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青木(バスケ)

知られてこその価値もあると僕は思うので、僕は競技以外でも自分で高められる価値は自分で高めていきたいっていうのがブランディングの始まりですかね。

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山本(三段跳)

なるほど。やっぱりみんなやっていくべきですかね?

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青木(バスケ)

そうですね。アメリカ人のアスリートってインスタとかSNSに自分の画像をよく投稿して拡散させるのがうまいけど、日本人は食べ物とか風景ばかりで全然自分の写真を投稿しないらしいというのをインスタの会社の人から聞いて、そういうのは見習うべきなんじゃないかと思いますね。

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山本(三段跳)

日本人は恥ずかしいって気持ちがあったりするからかな?

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青木(バスケ)

それはあると思いますね。

引退後のビジョン


浅岡-お二人とも競技外で色々活動されてますけど、競技活動を終えたあとのこととかは考えてるんですか?

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山本(三段跳)

僕は引退後も陸上には関わっていたくて、今変えたいなと思っているのは、もっと「選手が表に出ていけるような環境」「選手ファーストな環境」にしていきたいなと思っています。

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青木(バスケ)

「選手が表に出ていけるような環境」というのはどういうことですか?

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山本(三段跳)

陸上競技って短距離、長距離、跳躍とか色んな種目あるじゃないですか?けど、日本陸連はひとつの種目に縛られちゃってるんです。例えば、冬季だったら、マラソンの◯◯選手を推すみたいな感じがすごい強いので、そうじゃなくて全種目をみて、そこからいい選手を取り上げていってほしいです。そうじゃないと陸上競技全体が盛り上がっていかないと思うんですよね。

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青木(バスケ)

なるほど。僕もバスケットを広めていくっていうことは今と変わらず続けていきたいと思ってます。

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山本(三段跳)

どうやって広めていこうとかってあります?

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青木(バスケ)

もっと試合のMCとかイベントの企画運営に関わってバスケットボールをエンターテイメント性のあるものにしたいですね。あとは3×3(スリー·バイ·スリー)っていう本来のバスケよりもストリート感のある3人制のバスケを自分自身でやって広めたり、人と人を繋げるようなこともしていきたいと思ってます。

浅岡-なるほど。ところで競技外で色々活動されてると周りからもっと競技に集中しろみたいな声とかはないですか?

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青木(バスケ)

僕は全然周りになに言われても気にしないですね。もう言われすぎて(笑)

浅岡-やっぱり言われるんですね。

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青木(バスケ)

めちゃめちゃ言われますね。高校生の時は、まだアパレルとかはやってはなかっですけど、キャラ枠的な存在で名前が先に売れちゃって、そういう時に結果出せないと色々周りから言われて少しは気にしてましたけど、今はもうなに言われてもブレないですね。

緊張しないメンタルの持ち方

浅岡-お二人は競技に対してのこだわりだったり、こういうメンタルで競技に臨んでるとかありますか?

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青木(バスケ)

緊張しないことですかね。

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山本(三段跳)

それは僕も同じで緊張しないですね。

浅岡-どんな大事な試合でもですか?

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青木(バスケ)

そうですね。

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山本(三段跳)

緊張しないですね。

浅岡-なんで緊張しないんですか?(笑)

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青木(バスケ)

自分に自信があるからです。

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山本(三段跳)

いやほんとにそれです。間違いないです。

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青木(バスケ)

んー、なんだろ、自信の持ち方って色々あると思ってて、めちゃめちゃ練習して自分に自信をつける人もいると思うんですけど、自分の場合は単純に自分はできると思ってる自信ですかね。自分のことをすごいと思ってる自信とかじゃなくてです。

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山本(三段跳)

僕の場合は練習で記録が出ちゃうので。

●●●
青木(バスケ)

(笑)

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山本(三段跳)

これぐらい跳べれば勝てるなみたいな。これぐらいの記録は出せると自分でわかるので、それが自然と自信に繋がって、試合でも緊張しないんだと思います。

浅岡-なるほど。普段の練習でやれてることを試合で出せば問題ないということですね。今日は競技内外でとても面白いお話を聞かせていただきました。ありがとうございました!

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