ここでは、レスリングのルールについて紹介しています。
レスリングのルールはたびたび変更されることがあるため、2018年のルールからさらに変更されることもあります。
レスリングは技をかけたりすることで点数を獲得することができます。ルールの中にハンカチを持参していないと失格になる特殊なルールも存在しています。
子供でも同じようにハンカチを持参する必要がありますが、大人とジュニアのレスリングルールに違いがある部分もあります。
レスリングには、グレコローマンやフリースタイルに分けられており、それぞれにルールの違いもあり、反則をしてしまうと退場になることもあります。
レスリングに挑戦しようと考えている人や観戦する際に楽しみたい人は参考にしてください。
目次
レスリングとは
レスリングの歴史はかなり古く5000年前から行われていたと考えられています。
ギリシャにはレスリングが行われている絵が発見されており、高い確率でレスリングが行われているた事が実証されています。
当時のレスリングも現在のレスリングと同じように相手選手を投げたり、倒したりすることで勝利するルールを採用されています。
現在と違う部分は、当時は全裸で行われていたことです。男性は全裸、女性は衣服を着用して行われていましたが、ある事件が元になり、全員全裸でレスリングが行われていたという説があります。
また、全身にオイルを塗り、砂をまぶしてレスリングを行っていた記述が残っており、現在のレスリングとは違う部分も多くあります。
レスリングのスタイル【フリースタイル・グレコローマン】
レスリングといっても2種類に分けられることができることを知っているでしょうか。
種類の違いによってルールも大幅に違うため、レスリングのルールを学ぶ際には違いを把握しておくことをおすすめします。
フリースタイルは全身への攻撃が可能で上半身はもちろんですが、下半身への攻撃も可能です。そのため、タックルの攻撃が多く使用される傾向があり、寝技の種類も豊富にあります。
一方グレコローマンでは、下半身への攻撃や防御をすることは違反になります。膝より下に触ることも違反になるため、必然的に投げ技が使用されることが多くなります。
大技を決めれる割合も高いため、見ごたえのある試合展開になりやすいです。
現在では、フリースタイルは男女ともオリンピック競技に採用されていますが、グレコローマンは男性にしか採用されていません。
レスリングの基本的なルール
レスリングのルールをすべて把握しようとすると多くの時間を必要になるため、基本的なルールから覚えることをおすすめします。
特に、観戦目的でレスリングのルールを知りたい人は基本的なルールさえ身に着けていれば十分楽しむことができます。
試合時間
レスリングは激しいスポーツであるため、 試合時間は一回3分と決められています。
2回まで試合を行うため、計6分間競い合う試合です。
3分終了した時点で1回目の試合が終了し、休憩をはさんで2回目の試合を開始します。休憩の時間は30秒であるため、 一試合6分30秒で終わります。
そのため、格闘技のスポーツの中では比較的早く勝敗が決まるスポーツでもあります。
しかし、必ず6分30秒の時間がかかるわけではなく、状況によってはそれよりも早く終わらせることができます。
レスリングは1分間フォールしたり、6点先取するとその時点で試合を終了させることも可能です。
勝敗のつけ方
レスリングの勝敗の付け方を身につけておくことで、観戦する際により楽しむことができます。
レスリングでは点数制を採用されているため、試合終了時点で多くの点数を取得している選手が勝利します。
また、上記でも紹介しましたが、1分間フォールした場合はや6点選手すると勝利することができます。
フォートとは、相手選手を1分間床につけておく行為であり、実際に行うことは難しいです。
そのため、点数で勝敗を付ける場合が多いです。
点数制度
レスリングは点数制を採用されているため、多くの点数を取得することで有利に試合展開を行うことができます。
点数を取得するためにはいくつかの方法があります。
まず、 相手選手を背中から投げたり、倒すことで3点で、 寝技で90°以上仰向けにさせることで2点取得することができます。
また、相手選手の両腕両足のいずれか3つを床につけることで1点、立ち技をかけようとする際に場外に押し出すことでも1点取得することができます。
6点以上点差が広がると試合終了であるため、投げ技を試合早々2回連続で決めることで即勝利することも可能です。
反則行為
レスリングには反則行為がきめられており、行ってしまうとペナルティを科せられたり口頭で注意されることもあります。
反則行為にはパンチや髪の毛を引っ張る・かみつくなどの行為であり、試合中に行わないようにしましょう。
キックや関節技も禁止されているため、寝技のときに関節技を決めないように注意しましょう。
レスリングは激しいスポーツであり、互いの闘志がぶつかりあうため、反則行為をしてしまいやすく注意が必要です。
チャレンジ制度
最近のレスリングにはチャレンジ制度が導入されています。
チャレンジ制度とは、ビデオ判定で再び判定を行ってもらう制度です。
レスリング以外のスポーツでも導入されている割合が高く、誤審を防ぐ役割があります。
ルールを知らない観戦者でもわかりやすいメリットがあります。
レスリングでチャレンジを制度を利用する際は、 コーチがリング内にぬいぐるみを投げるといった一風変わった行動でチャレンジ制度が利用できます。
チャレンジが成功すると相手選手のポイントを無効にすることができますが、失敗すると相手選手にプラス1点加算されてしまいます。
2018年のルール変更のポイントとは
2018年9月にレスリングのルールが改正されています。そのため、以前のルールに従ってしまうとトラブルに発展することもあり、注意が必要です。
グレコローマン・フリースタイルどちらにも関係するポイントが改正されているため、レスリングを行っている人はもちろんですが、観戦する人も改正されたポイントを把握することで、楽しんでみることができます。
改正されているルールの中に消極的な試合をしている選手に対しての扱い方が変わっています。
以前までは試合で2回までパッシーブを与えることが可能でピリオド一回までと決められていましたが、新しいルールでは1ピリオドの制限が解除されています。
消極的なプレイをしてしまう選手はよく把握しておくことをおすすめします。
男子・女子・ジュニアでのルールの違いは?
レスリングは男性と女性でのルールの違いがあることは少なく、成人の男性と女性では同じルールのもとレスリングを行います。しかし、男性と女性が試合をすることはなく、男性は男性、女性は女性と試合を行います。
また、上記でも紹介しましたが女性のレスリングにはグレコローマンがないため、フリースタイルのレスリングしか行うことができません。
成人の男性と女性ではルールの違いはすくないですが、ジュニアになると大きな違いがあります。
まず、試合時間が異なっています。ジュニアの試合は成人が行う試合より試合時間は短いです。
ジュニアの方が体力が少ないことが考慮された結果でもあります。
また、成人では男性と女性が試合を行うことはありませんが、幼年の部では、性別に関係なく試合を行います。
ユニホーム(着衣)に関する規定
レスリングの試合で着用するユニフォームは大会が公認しているユニフォームを着用することが義務付けられています。
レスリングのユニフォームといえば赤色と青色ですが、ルールで決められているため、他の色のユニフォームを着ることができません。
また、色もあるルールで決められているため、好きな色を選手が選べれるわけではなく、ルールで必然的に決められています。
赤か青の判断は抽選番号が大きさ関係しています。抽選番号が小さい選手が赤のユニフォームで、大きい選手が青のユニフォームを着ます。
また、背中には自身の名前と出身国を示すことが義務付けられています。
試合で大切なハンカチの規定とは
レスリングにはハンカチを持参しておかないと失格になるルールがあります。 試合中はユニフォームの中にハンカチをいれていますが、試合を行う前に審判にハンカチを見せないと試合をすることができません。
ハンカチにはさまざまな役割があり、汗を拭いたりすることはもちろんですが、万が一怪我をしてしまって出血した際の止血方法としてハンカチを使用します。
どちらの理由もレスリングが激しいスポーツであることを考慮していることでもあります。
まとめ
レスリングの詳しいルールを知らない人も多くいるのではないでしょうか。
ここでは、レスリングのルールをポイントごとに詳しく紹介してきました。
レスリングのルールは改正されることもあるため、日々レスリングのルールを把握することをおすすめします。
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