マウンテンバイクのパンク修理なんてしたくないという人は、チューブレスタイヤに交換するのがおすすめです。チューブレスタイヤに交換すると、パンクのリスクを軽減してくれるため、マウンテンバイクを思い切り楽しむことができます。
今回は、マウンテンバイクにチューブレスタイヤをつけるメリットとデメリット、チューブレスタイヤに交換する方法、タイヤやホイールサイズの選び方などを紹介します。また、どんなタイヤを選べばいいか迷っている人のためのおすすめ5選も参考にしてください。
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チューブレスタイヤとは
チューブレスタイヤとは、タイヤ内の空気圧を保つためのチューブをなくしたタイヤです。タイヤ内のチューブが突起物や段差で破れたり、衝撃を繰り返し受けて劣化したりすることでパンクが起こります。チューブレスタイヤの交換には、2つのメリットがあります。
- メリット1.パンクするリスクが減る
マウンテンバイクが段差を乗り越える際に、チューブがリムに挟まって破れてしまうことを防いでくれます。また、尖った石や釘などを踏んだ際にもパンクする可能性が減ります。 - メリット2.走行性が上がる
チューブレスタイヤは、チューブのあるタイヤよりも空気圧を低めに設定できるため、転がり抵抗が少なくなり、グリップ性と推進力がアップすると言われています。またクッション性が上がるため、振動や衝撃を和らげてくれる効果が期待できます。
一方でデメリットも2つあります。
- デメリット1.重量が重い
タイヤの重量が約200g重くなり、持ち運びや取り回しが難しくなります。 - デメリット2.空気圧が安定しない
チューブレスタイヤ交換後に、空気を入れても抜けてしまうことがあるため注意が必要です。
チューブレスタイヤの交換方法
マウンテンバイクのチューブレスタイヤ交換は難しそうと考えている人は多いのではないでしょうか。しかし、コツをつかめば意外と簡単にできます。まずは、チューブレスタイヤ専用タイヤレバーと中性洗剤を薄めた石鹸水を準備しましょう。
- ホイールのリム部分とタイヤのビード部分に石鹸水を塗る
- タイヤのバルブがついている付近から片方のビードをはめ込み、最後にバルブ部分をはめ込む
- もう一方のビードを同じ手順ではめ込む
- タイヤレバーの取り付け側を使い、ビードをリムに引っかけるようにはめ込む
- 両側すべてのビードがリムにはまったことを確認し、空気を入れる。その際に両側のリムラインがリムに沿って均一になっているか確認
- リムとタイヤの間に石鹸水を塗り、空気漏れがないか確認。もし空気漏れがある場合は、その部分のビードを外してから石鹸水を塗って、再度はめ込む
- 空気漏れがなければ、リムとタイヤの間の石鹸水を良く拭き取って完了
マウンテンバイクのチューブレスタイヤの選び方
出典:amazon.co.jp
マウンテンバイクをチューブレスタイヤに交換する際は、ホイールのサイズで選ぶなど、用途に合わせて適切なタイヤを選ぶことが重要です。チューブレスタイヤを賢く選んで、パンク修理とお別れしましょう。
マウンテンバイクのチューブレスタイヤの選び方を以下の3つのポイントから解説します。
- ホイールのサイズで選ぶ
- 走行路面に最適なものを選ぶ
- 耐久性で選ぶ
ホイールのサイズで選ぶ
マウンテンバイクのチューブレスタイヤは、ホイールのサイズで選ぶことが重要です。ホイールのサイズには、ホイールの径とリムの幅があり、各サイズの大小によって一長一短があります。
- ホイールの径を大きくすると…
推進力と直進安定性がアップする。一方タイヤの重量が増すため、マウンテンバイクの取り回しが難しくなる。 - ホイール径を小さくすると…
タイヤの重量が軽くなるため、マウンテンバイクの操作が容易になる。ただし推進力が落ちるため、余計にペダルを漕ぐ必要が出てくる。
- ホイールのリム幅を広くすると…
タイヤのクッション性が上がるため、衝撃吸収性が良くなる。不安定なトレイルなどを走破する際には、しっかりと路面をグリップするため、安定性が高い。一方空気圧が下がりやすいため、段差などの衝撃でホイールを破損しないように注意が必要。 - ホイールのリム幅を狭くすると…
空気圧の管理がしやすく、ホイールを傷つける可能性が減る。ただしタイヤ交換が面倒で、ぬかるんだ路面などで転倒するリスクが増える。
走行路面に最適なものを選ぶ
マウンテンバイクは、オフロード走行で本領を発揮するのはもちろん、街乗りや通勤通学などのオンロードでも活躍してくれます。しかし、走行路面に最適なタイヤを使わないと、タイヤの寿命を縮めると同時に、乗り心地の悪さにもつながってしまいます。
オフロードメインで乗りたい場合は、タイヤが太く径が小さいタイプがおすすめです。太いチューブレスタイヤを使うと、岩場や木の根などの悪路でもしっかり路面をグリップしてくれます。また、衝撃吸収にも優れているため、お尻や手首が痺れるのを防いでくれます。
マウンテンバイクをオンロードで使いたい場合は、タイヤ径が大きく細いタイプをおすすめします。タイヤ径が大きいと推進力が増し、スピードが出やすくなります。さらに、タイヤ幅が細いと転がり抵抗が減るため、直進安定性もアップします。
耐久性で選ぶ
マウンテンバイクのチューブレスタイヤは、耐パンク性に優れています。特に、釘が刺さった場合でも空気が抜けにくく、自宅やサイクルショップまで遠い場所でのトラブルでも安心です。
ただ、パンクに強いチューブレスタイヤも、長期間使っていると避けられないのが、タイヤのブロック部分の欠けやゴムの摩耗です。どんなにパンクのリスクを減らせても、耐摩耗性の低いタイヤを使っていると交換頻度が増えてしまいます。
チューブレスタイヤは、路面に合わせたタイプを使うここと、耐久性の高いタイヤを選ぶことが重要です。
例えば、乾燥した路面と泥などで滑りやすい路面のどちらを走ることが多いか、またはタイヤに補強材が組み込まれているタイプかなど、自分の走りのスタイルで選ぶとタイヤの性能を長持ちさせることができます。
マウンテンバイクのチューブレスタイヤのおすすめ5選
マウンテンバイクをチューブレスタイヤに交換するメリットとデメリット、ホイールなどに合わせたタイヤの選び方を説明したところで、おすすめのチューブレスタイヤ5選を紹介します。
パンク修理とは無縁のチューブレスタイヤに交換して、快適なマウンテンバイクライフを手に入れましょう。
ミシュラン WILD ROCKER ワイルドロッカー TS BLK タイヤの詳細情報
タイヤ-ビルド | 折り畳み式タイヤ |
ホイールサイズ | 26インチ |
重量 | 762g |
岩場やぬかるんだ泥道に強いチューブレスタイヤ!
ミシュラン WILD ROCKER ワイルドロッカー TS BLK タイヤは、岩場やぬかるんだ泥道などの過酷な路面を走破するために設計されたチューブレスタイヤです。タイヤ中央部分に配置された大きめの突起が直進安定性を高めて、強力なグリップ力を生み出します。
また、2種類の素材を組み合わせたミシュラン独自のデュアルコンパウンドを採用したことで、想定外の路面でも高い走破性を発揮してくれます。さらに、タイヤ側面の突起部分は爪のような形状になっており、コーナリング時の安定性につながります。
ミシュラン WILD ROCKER ワイルドロッカー TS BLK タイヤは、柔軟で軽い127TPIケーシングが使われているため、従来のチューブレスタイヤよりも軽くなっているのが特徴です。トレイルを軽快に乗りこなしたい人におすすめのチューブレスタイヤです。
Panaracer REGACROSS チューブレス レガクロス 700x35c ブラック F735BAX-RGC-TLの詳細情報
ホイールサイズ | 700C |
サイズ | 700×26C |
ビード径 | 622 |
パターン | ミックス |
カラー | ブラック/ブラック オープン |
ケーシング | アドバンス エクストラ アルファ コード |
重量 | 410g |
幅 | 35mm |
推奨内圧(kPa) | 400 |
どんな路面でも軽快に走れる!軽さとグリップ力を兼ね備えたチューブレスタイヤ!
Panaracer REGACROSS チューブレス レガクロス 700x35c ブラック F735BAX-RGC-TLは、軽さとグリップ力のバランスを追求したチューブレスタイヤです。
タイヤのグリップ力を高めるために、ショートリッジノブという縦長の突起を採用し、直進安定性とコーナリング時の粘りに効果を発揮します。
また、アウターシール方式でタイヤの繊維が露出しないようになっているため、サイド部分が砂利などと干渉して起こる損傷を防ぐ効果が期待できます。
Panaracer REGACROSS チューブレス レガクロス 700x35c ブラック F735BAX-RGC-TLは、空気圧を低くして走行できるため、衝撃吸収性に優れており、段差や長時間走行による腰や腕の疲れを軽減してくれます。
Panaracer REGACROSS チューブレス レガクロス 700x35c ブラック F735BAX-RGC-TLは、通勤通学や街乗りでパンクに悩まされていた人の強い味方になります。マウンテンバイクで通勤通学している人には特におすすめのタイヤです。
Continental TRAIL KING PROTECTION ブラック 26×2.4の詳細情報
ホイールサイズ | 26 インチ |
商品重量 | 962 g |
高さのある突起が強力なグリップ力を発揮!オフロード用チューブレスタイヤ
Continental TRAIL KING PROTECTION ブラック 26×2.4は、どんな路面でも柔軟に対応できるように、突起の配置を徹底的に追求したチューブレスタイヤです。また、材料やタイヤの製造方法を見直しすることで、軽量化を実現しています。
タイヤの突起部分は高めに作られており、雨の舗装路や不安定な山道でも強力なグリップ力をキープできます。
また、タイヤにはカーボン粒子を10分の1まで小さくした名のカーボン粒子をタイヤに配合したブラックチリコンパウンドという素材が使われているため、路面の形状や硬さに合わせてタイヤが変形し、推進力が高まるように設計されています。
Continental TRAIL KING PROTECTION ブラック 26×2.4は、ブラックチリコンパウンドが配合されていることによって、耐久性もアップしています。マウンテンバイクをダウンヒルや岩場などで乗りこなしたい人におすすめのタイヤです。
Schwalbe Fat Albert HS 401 Addix SpeedGrip Tubelessの詳細情報
サイズ | 29×2.25 |
カラー | ブラック |
重量 | 710g |
耐久性を高めた汎用モデル!クロスカントリーからトレイルまで対応のチューブレスタイヤ
Schwalbe Fat Albert HS 401 Addix SpeedGrip Tubelessは、クロスカントリーからトレイルまで、さまざまなシチュエーションに対応したチューブレスタイヤです。
Schwalbe Fat Albert HS 401 Addix SpeedGrip Tubelessには、アディックス・スピードコンパウンドという素材が使われているため、従来製品よりも耐久性とグリップ力が格段にアップしています。
また、タイヤ側面には、軽量で耐久性に優れたスネークスキンという製法が採用され、リム部分に接しているゴムの劣化を抑え、タイヤの剛性を上げて寿命を延ばす効果が期待できます。
Schwalbe Fat Albert HS 401 Addix SpeedGrip Tubelessは、耐久性抜群のタイヤを探している人におすすめです。
IRC tire MYTHOS XC 19638Z 26X1.95の詳細情報
原産国 | 中国 |
製品重量 | 525g |
サイズ | 26X1.95 |
ビード径 | 559 |
タイヤ幅 | 48mm |
ビード | アラミド |
推奨空気圧 | 250-400kPa/40-60PSI |
チューブ有無の兼用が可能!空気が抜けにくいチューブレスタイヤ!
IRC tire MYTHOS XC 19638Z 26X1.95は、シーラント剤をタイヤ内に注入することで、チューブレスタイヤとして使用できます。シーラント剤とは、液体またはムース状の天然ゴム成分で、タイヤの内側に薄い膜を作ってパンクを防ぐ効果があると言われています。
IRC tire MYTHOS XC 19638Z 26X1.95は、タイヤの内側にマイクロゲージインナーシールという極薄の膜が施されており、シーラント剤との組み合わせにより、小さな穴や亀裂を補修してくれます。また、タイヤのエアー漏れがしにくくなることも特徴です。
IRC tire MYTHOS XC 19638Z 26X1.95は、タイヤのブロックパターンが低めに配置されているため、クロスカントリーや舗装路に向いています。タイヤの空気圧を低くキープできるため、チューブレスタイヤ入門者にもおすすめです。
この記事で紹介している商品一覧
商品画像 | |||||
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商品名 | ミシュラン WILD ROCKER ワイルドロッカー TS BLK タイヤ | Panaracer REGACROSS チューブレス レガクロス 700x35c ブラック F735BAX-RGC-TL | Continental TRAIL KING PROTECTION ブラック 26x2.4 | Schwalbe Fat Albert HS 401 Addix SpeedGrip Tubeless | IRC tire MYTHOS XC 19638Z 26X1.95 |
購入先 | Amazon楽天 | Amazon楽天 | Amazon楽天 | Amazon | Amazon楽天 |
まとめ
今回は、マウンテンバイクをチューブレスタイヤに交換すると、どんなメリットがあるのか紹介しました。マウンテンバイクを楽しみたいのに、パンク修理で時間がかかってしまうのはストレスになります。
マウンテンバイク初心者の人は、ホイールセットのチューブレスタイヤを探してみるのもおすすめです。
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