スポーツ ライター
2018年6月1日

スポーツライターとは?必要な資格やスキル、気になる年収を徹底解説!

スポーツライターは雑誌や新聞、Webサイトなどへスポーツに関するあらゆる記事やコラムを提供することを専門にしています。

映画ライターやトラベルライター、マネーライターにグルメライターなど、ある分野を専門にしているライターは数多くいます。スポーツライターも同様で、スポーツ専門で記事を書いている人が多い傾向にあります。

そこで今回はなんとなくはわかっていても、詳しくは知らないスポーツライターの詳しい仕事内容や収入、スポーツライターになる方法などを紹介していきます。

スポーツライターとは?

スポーツ ライター
ご存知のようにスポーツは非常に多岐に渡る分野が存在しています。そのためスポーツライターの中でもスポーツごとに専門性を持っている人も多いです。しかし仕事としてみた場合、仕事の流れや内容、取り組み方は共通しています。

まずは調査・取材です。取材対象となるスポーツのルールをはじめとした基本的なことはもちろん、取材対象のチームや戦績、得意な勝ちパターン、過去の傾向からみた相手との相性などを調べます。その上で、練習や試合を取材し、経過と結果を記事にします。ときには選手や監督、観客にもインタビューを行い、記事に盛り込むこともあります。特に雑誌やWebサイトなどで特集を組むときは選手にスポットを当てる場合も多く、選手や監督など関係者へのインタビュー機会は多くなります。

仕事は出版社や新聞社だけにとどまらず、クラウドソーシングでも探すことができます。サッカーや野球、ラグビーにマラソンなど、ジャンルに関わらずスポーツに関するあらゆる記事やニュースを公開しているWebサイトも多く、スポーツライターの需要は多いと言えるでしょう。

スポーツライターの仕事

スポーツライターの概要を説明しましたが、ここではさらに詳しく紹介していきます。

記事の執筆をクライアントから受けた際、基本的にページ(コンテンツ)の趣旨はあらかじめ決まっており、それに合わせて取材の準備を進めていきます。要望に応えられるように記事の構成を組み、読者が満足できる内容や知りたい内容を伝えるため、取材する項目と内容を決めていきます。

取材対象となるのは監督や選手だけではありません。コーチや観客、裏方のスタッフなどに及ぶこともあります。
また、スポーツごとに試合経過をしっかり把握しなければいけません。野球やソフトボールであればスコアブックを自ら付けたり、サッカーであればボールに絡んでいない選手の動きをチェックしたりし、俯瞰して経過を見ることで質の高い記事が出来上がります。

専門とするスポーツの知識と情報を常に収集しておくのも仕事です。インタビューや取材、記事執筆時などで誤った情報をもとに進めるのはプロとして失格です。また常に最新の情報を把握していれば執筆時にわざわざ調べる必要もなくなり、より効率的に記事を作成できます。

スポーツライターになるには?

資格やスキルは必要?

スポーツライターになるために必要なことは「スポーツが好き」ということだけです。
スポーツライターに限らず、ライターという職業に資格はありません。「私はライターです。」と言えば明日からでもライターになれてしまいます。しかしそれで仕事が成り立つわけがないのは想像できることでしょう。

最初に書いた「スポーツが好き」というのは前提条件ですが、スポーツライターとして食べていくには経験が必要です。大多数のスポーツライターは新聞社や出版社、編集プロダクションなどで取材のいろはや記事の書き方、文章作成のルールなどの基礎を学び、経験を積んでいます。その上で自分の得意なスポーツや好きなスポーツを見つけ、フリーのスポーツライターとして独立している方もいます。

スポーツライターの気になる年収は?

スポーツライターの収入はその人の実力とやる気次第で大きく変わります。
一般的に言うと、広く知れ渡った雑誌や新聞などの報酬は高めですし、そういった媒体で記事を掲載していれば実力があると認められ依頼単価も高くなります。
また掲載記事を読んだ別の出版社からの依頼や、ときにはテレビ局からコメントを求められるなど2次波及も期待できます。
そうした積み重ねで名が売れはじめると原稿料以外の収入も増え、年収1000万円を超すスポーツライターも存在しています。しかしそれはほんの一握りで、実際は年収数百万円程度がほとんどです。

スポーツライターを副業的に行っている人も多く、付き合いのある出版社などからの依頼で単発記事を書いたり、クラウドソーシングで1本数千円の記事を書いたりする人もいます。その場合は月に数万円程度の収入になります。
どちらの場合もスポーツに対する想いを強く持ち、確実な原稿を納品し続けることでクライアントからも信頼を得ることができ、自ずと単価や収入も上がってくることでしょう。

スポーツライターのやりがい

スポーツライターに限らず、ライターとしてのやりがいは「書いた記事が誰かの役に立っている」ということです。
また、選手や監督などの取材を通し、取材対象が言葉で表現できなかったことを伝えたり、誰も考えていない視点や切り口で記事を執筆したり、自分にしか書けない記事を仕上げたときもやりがいを感じる瞬間だと言えます。
そうした記事は自然と人の目に触れる機会も多くなり、反響がよければさらなるモチベーションアップにもつながります。

スポーツライターになるには「スポーツが好き」という思いが前提条件と書きましたが、スポーツが好きで文章を書くことが好きな人であれば天職と言えます。
またジャンルを絞ればより深い知識を吸収でき、依頼も多くなるでしょう。注意する点は、スポーツが好きすぎて偏った見方にならないことです。ブログとは違い、スポーツライターを職業とした場合、公平で客観的な視点が求められます。

スポーツライター募集!

あなたのスポーツ経験を活かしてみませんか?

  • スポーツの楽しみを伝えたい!
  • 自分がスポーツで培った知識を伝えたい!
  • 空いてる時間でお金を稼ぎたい!

という思いを、在宅ライターで叶えませんか?

スポーツが大好き、文章を書くことが好き、ライティングスキルを身に付けたいという方にもピッタリ。
在宅で出来るからこそ、柔軟にお仕事に取り組めます。
皆さんが書いた記事は、SNSでもシェアされ、スポーツの楽しみを多くの読者と分かち合えるのも魅力の一つです。

興味のある方は下記のバナーをクリックし、応募フォームに必要事項をお書きください!

記事執筆の極意を伝授!

スポーツライターとは何か、スポーツライターのやりがいや収入等をお分りいただいたところで、これからは実際にスポーツライターとして働く上で欠かせない取材やライティングの極意を紹介します。
下記を参考にしていただき、スポーツライターとして一歩踏み出していただけたら幸いです。

しかし、取材のノウハウやライティングの極意を理解しただけでは、スポーツライターとして活躍することはできません。
大げさに言えば、ライターには誰でもなれます。学歴や資格は必要ないのです。
スポーツライターとして最も重要なことはスポーツが大好きなことです。
大切なことですので、もう一度言います。
スポーツライターには誰でもなれますが、スポーツが好きで好きでたまらないほどでなければ、初めからやめたほうがいいでしょう。

取材から記事公開の流れ

取材申請書を提出する

選手へのインタビューや試合を取材する場合は競技団体やチームに取材申請書を提出する必要があります。
競技団体やチームから許可が下りれば、取材に行くことができます。
もちろんのことながら、許可が下りなければ取材に行くことはできません。
しかし、たとえ許可が下りなくても諦める必要はありません。
その場合は練習を取材に行きましょう。もちろん練習すら取材に行けない場合もありますが、試合に比べればハードルは低いので、チャレンジしてみる価値はあります。

予備取材をする

競技団体やチームから取材の許可が下りたら、まずは予備取材を行いましょう。
予備取材をしておくことでより深いことや読者が本当に知りたいことを取材することができます。
幸いなことに現代はインターネットが非常に普及しているので、十分インターネットでも情報を集めることができます。
しかし、インターネット上の情報はフェイクニュースもあるので、扱いには十分注意が必要です。

取材をする

さて、取材本番です。取材では今まで準備してきたことを遺憾無く発揮して原稿を書く上で大切な材料を集めましょう。
取材とは材料を収集することです。企画が素晴らしくても取材で失敗すれば、今までの努力や準備が水の泡です。
いわば、取材の出来不出来がライターとしての成否を決めます。

記事を執筆する

取材を終えたら、次は記事の執筆です。取材を通して得られた情報をもとに原稿を書いていきます。
記事は読者が目にするので、丁寧に正確に事実に基づいた記事を書く必要があります。
取材の出来が良くても記事がお粗末ではライターとして生きていくことはできません。

読者は記事のみを評価します。むしろ記事しか評価できません。そのため、ライターとして成功するには原稿の良し悪しが非常に大切です。

記事の公開

原稿ができたら、最後は記事の公開です。出版社などと契約しているライターの場合は、その出版社の媒体を通して記事が読者に届きます。
フリーで活動している場合は自身のブログやメディアに公開することになります。

上記でもお話ししましたが、読者は記事のみを評価します。ライター自身の予備取材や準備、取材などは評価できません。
いくら記事公開までのフローが良くても記事自体の質が低いと読者は離れていきます。
そこを意識しつつ記事を公開しましょう。

取材のノウハウ

事前準備が取材の成否を分ける

取材のアポイントがとれたら、予備取材をしましょう。予備取材をすることで本取材の質が上がり、読者にとって有益な記事を提供することができます。

予備取材はインターネットを活用したり、出版物のバックナンバー等を参考にするといいでしょう。
また、取材対象者の直近のニュースやSNSを見て、どのような発言をしているのかをチャックするのも良策です。

ゴールを意識する

取材する上で自分が書きたい記事のゴールを設定することは非常に大切です。当たり前ですが、取材対象者の発言を無理やり捻じ曲げる行為は信頼をなくす原因ですのでやめましょう。

ゴールを設定する目的は取材時間を有効に使うためです。取材時間には限りがあります。
その時間を有効活用するために引き出したいポイントを整理して取材に臨みましょう。

相手が話しやすい雰囲気を提供する

人間は同調してもらえると「自分は受け入れられている」と感じ、話しやすくなります。
そのため、取材する場合は相手に同調し、話しやすい雰囲気を提供することを心がけましょう。
しかし、大げさなリアクションや過剰な同調行為をすると嘘くさくなるので、注意が必要です。
また、取材対象者に最大限の敬意をはらうことを忘れてはいけません。
相手の時間をもらい取材をしているわけなので、失礼な態度は許されません。
取材対象者に敬意をはらいながら取材することを心がければ、結果として話しやすい雰囲気を作ることができるはずです。

読者を意識する

読者は何を知りたいのか、何を求めているのかを考え、取材することは結果として良い記事を書くことにつながります。
なぜなら、読者へ有益な情報を伝えることができるスポーツライターが評価されるからです。
誰もが知っているようなことを聞き出しても、意味がありません。インターネットで調べればわかるようなことを記事にしても価値は無いに等しいのです。
取材に行くのであれば、誰も知らない情報をもってくる必要があります。
しかし、なかなかその情報を引き出すのは難しいでしょう。だからこそ、取材対象者との関係性を大切にし、少しずつ距離を縮めていくことが求められます。

原稿を書く

文章力アップの秘訣

文章力アップの秘訣は「たくさん読んで、たくさん書く」
極論これしかありません。地道にコツコツと積み重ねるしか方法はないのです。
スポーツで基本が大切であるのと同じように文章力も基本が大切です。
地道にコツコツとできる人間が最後は勝つのです。

スポーツの世界ではある意味どうしようもない才能の違いや肉体的な差が存在するのは事実です。
しかし、幸いなことにスポーツと違い、ライターは持って生まれたポテンシャルがなくても努力次第でどうにでもなります。
文章力アップのために努力を惜しまず、コツコツ積み重ねて読者に愛されるライターになりましょう。

リード文と締めの文章に力を入れる

リード文とは記事の冒頭にあたる文章で、誰に向けて、何について書かれている記事なのかを示します。
リード文で読者の心を掴むことができれば、最後まで読み進めてくれるでしょう。
せっかく書いた記事だからこそ、最後まで読んで欲しいと思うのがライターの心情です。
リード文だからといって手を抜かず、読者の心を掴める文章を考えましょう。

締めの文章も大切な役割を担っています。
締めの文章はその記事の要約と次へのアクションを促す役割があります。
最後に記事を要約することで読者は記事の内容を深く理解することができますし、自身の考えをまとめることができます。

クラウドソーシングを用いたライティング活動

クラウドソーシングを用いたライティングとは、オンライン上で案件を受注し、記事をライティングすることです。
案件は様々あり、自身が得意な分野について記事を執筆することができます。
オンラインでやりとりするので、時間や場所に縛られず執筆作業に専念できます。

有名なクラウドソーシングサイトは「クラウドワークス」や「ランサーズ」です。
自身の好きな案件を選び、記事を執筆することができるので、趣味としてライター活動をすることも大いに可能です。

スポーツライター募集!

あなたのスポーツ経験を活かしてみませんか?

  • スポーツの楽しみを伝えたい!
  • 自分がスポーツで培った知識を伝えたい!
  • 空いてる時間でお金を稼ぎたい!

という思いを、在宅ライターで叶えませんか?

スポーツが大好き、文章を書くことが好き、ライティングスキルを身に付けたいという方にもピッタリ。
在宅で出来るからこそ、柔軟にお仕事に取り組めます。
皆さんが書いた記事は、SNSでもシェアされ、スポーツの楽しみを多くの読者と分かち合えるのも魅力の一つです。

興味のある方は下記のバナーをクリックし、応募フォームに必要事項をお書きください!

まとめ

スポーツライターについて紹介してきましたがいかがでしたか?
確実に言えるのはスポーツライターとして活躍するための近道は存在しないということです。ライターとしてのいろはを学び、経験を積むことでクライアントからの信頼にもつながります。
着実に歩みを進めることでスポーツライターとしての評価も高まり、収入面にもよい影響を及ぼすので、一つひとつの記事を丁寧に書きましょう。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします