ちょっと小さめの自転車を用いるかっこいい競技、BMXをご存知でしょうか?Bicycle Motocross(バイシクルモトクロス)の略で競技は2つあり、スピードを競うレースと、技を競うフリースタイルがあります。来たる2020年の東京オリンピックでの種目にも取り入れられています!
そこで今回はBMXに使われる人気おすすめBMXメーカーを紹介します。
子供向け、初心者向けのBMXから、ストリート用・フラットランド用と用途別のBMXまで幅広く紹介します。
目次
ストリート用BMXのおすすめ人気メーカー
まずストリート用のおすすめ人気メーカーを紹介します。
ストリートとは、自らジャンプしたり、ジャンプ台や障害物を越えたりして技を競うような競技のことです。
飛んだりするため、ストリート用のBMXは重心が重くて、強度が高いものが向いています。
miyata
1890年に創業した日本初の安全型自転車メーカーです。1913年にはトライアンフ型アサヒ号オートバイを開発したり、その翌年には日本初の盗難保険付き自転車を発売したりなど日本の二輪業界を牽引してきたメーカーです。
中でも特に安全面をとても考えて開発しているメーカーです。「安全指向 MIYATA」「Fun to Ride もっと走りたくなる自転車へ。」を掲げ、「品質」「安全」「デザイン」にこだわっています。
さらには、自転車スポーツを盛り上げるため、「ミヤタカップ」などの自転車レースを展開しています。
ミヤタ エアーコブラ 20 AAC205 BMX20”の詳細情報
タイヤサイズ | 20インチ |
シフト段数 | シングル |
参考重量 | 12.2kg |
フレームサイズ | 24cm |
サドルの高さ | 59〜67cm |
安心安全なBMX
適正身長が140cm〜と、ちょっと大きい小学校高学年辺りの子供からも使えるようなモデルです。また、小学生など子供向けに、16インチの同じシリーズのBMXも出しています。
ストリートやパークで使えて、軽快な走りができるモデルです。
2ピースハンドルバーになっていて、軽量な上に丈夫な作りになっています。サドルはBMXの代名詞といってもいい、前上がりの状態のサドルです。
タイヤは20インチで、専用のハブが付いています。丈夫で滑らかな回転を実現し、オン・オフどちらもこの1台で楽しめるようになっています。
自転車のペダル軸とクランク軸をつなぐ棒のことをクランクと呼んでいます。このミヤタ エアーコブラのクランクは3つのパーツに別れる3ピースで、中空になっており、それによって軽量化・高剛性を実現しています。
さらに自転車安全基準「BAA」に適合しています。安全に楽しみたい方におすすめのBMXです。
フラットランド用BMXのおすすめ人気メーカー
二つ目にフラットランド用のBMXおすすめ人気メーカーを紹介します。
フラットランドとは、読んで字のごとく平地でやります。平らなアスファルトなどの場所で回転したり、バランスをとったりする技を競い合う競技のことです。そしてあまり走りません。
フラットランド用のBMXは重量は軽く、強度はそこまで高くなくても、というものが向いています。
ARESBIKES
ARESBIKES(アーレスバイク)は日本のメーカーです。まだ日本に馴染みのなかったBMXで海外で一時代を気づいてきた宇野陽介さんが、アメリカからの帰国後に仲間たちと共に立ち上げたのがARESBIKESです。
宇野さんがBMXの国内大会などに出ていた頃、BMXといえば海外メーカーのものばかりで、しかも海外の人向けであったので日本人には大きかったのです。そこで日本人が海外でも通用するようにするためには、体格にあったサイズのBMXを作る必要があると考えたのです。
その後、アメリカに渡り様々な大会に挑戦し、試行錯誤を重ね日本人として初めてアメリカのプロクラスの大会に優勝しました。
ARESBIKESは日本人にも受け入れられやすそうなあまり激しくない競技の、フラットランド用のBMXを多く取り扱っています。
ARESBIKESのおすすめBMX
ARESBIKES/アーレスバイクス APLUS-EXの詳細情報
タイヤサイズ | 20インチ |
参考重量 | 記載なし |
フレーム | APLUS-ex |
サドル | Black leather 220x116mm |
ライダーの意見が詰まった1台!
APLUS-EXはライダーの意見を120%詰め込んだBMXです。フラットランドで日本人が操作しやすいようフレームのトップチューブは18.5インチになっています。
フレームジオメトリーは、ストレートでありながらトリックしやすいようスペースを十分に確保した設計になっています。ジオメトリーとは直訳すると「幾何学」ですが自転車でいうと、車体や車輪を支配するリンクやアームの幾何学配置と、リンクの動きのことを指しています。
フレームはPRO仕様になっていて、素材は高級クロモリチュービングです。
エキスパートからプロまでにも対応している優れたフラットランド用BMXで、これからフラットランドを始めたいというような方にもおすすめの一台です。
初心者におすすめのBMXの人気メーカー
3つ目に初心者におすすめにBMXの人気メーカーを紹介します。
初心者におすすめといえばエントリーモデルです。人気なエントリーモデルで、手の届きやすい価格のBMXをここでは紹介します。
DURCUS ONE
2000年代初頭に日本で生まれたメーカーです。「スポーツだけでなく、ライフスタイルとして楽しめる自転車」を求めて設立されたメーカーです。
その想いかからスタートしたすべての製品は、東京のストリートから生まれたもので、レースなどの世界からでなく、普段の生活から生まれてくるのがコンセプトです。
大人用のから子供向けのBMXもあり、BMX用のコンポーネントも取り扱い、BMXが中心の展開ですが、ピストバイクも取り扱っています。ピストバイクとは、トラックレースなどで使用される競技用のバイクです。見た目はロードバイクに似ています。
そのようなバイクもメーカーのコンセプトによって、普段使いのしやすい街乗り向けの作りになっています。
DURCUS ONEのおすすめBMX
2018 DURCUS ONE / MOTO 20.5″ -SAND- ストリートBMX完成車の詳細情報
タイヤサイズ | 20.5インチ |
参考重量 | 11.6kg |
フレーム | HI-TEN |
シート | VELO 7131、KEVELAR COVER |
オールラウンダーなモデル
MOTOは、様々なフィールドで使用するのを想定して設計、デザインをしたモデルとなっています。そのため、BMXが初めての方でも使いやすいエントリーモデルです。
BMXには上記でも紹介したように、様々なスタイルがあります。初めての方は何からやろうか迷うところだと思いますが、MOTOはストリート・ダートジャンプ・パークに特化したオールラウンドモデルなため、どれからでも試すことができます。また街乗りでの使用も想定して設計されているため、普段使いにももってこいです。
反対に、街乗りからBMXでの使用を想定しているため、チェーンカバーは付いていません。そのため巻き込みには注意してください。
DURCUS ONEのアイディアが詰まった1台、どんな方にもおすすめのBMXです。
街乗りにおすすめのBMXの人気メーカー
4つ目に街乗りのおすすめのBMXの人気メーカーを紹介します。
パークでのパフォーマンスにも使えて、街乗りもしやすいBMXを紹介したいと思います。
WETHEPEOPLE
WETHEPEOPLE(ウィーザピープル)はドイツ、ケルンのメーカーです。1990年代後半に設立されました。その当時からヨーロッパで活躍していた3人のライダーが創設し、ドイツらしい堅実なものづくりで世界から厚い信頼を寄せています。
最近では定番になったようなテクノロジーをいち早くBMXに取り入れ、それらをトレンドにするような力ももっています。まさに最先端をゆくメーカーです。
また、様々なコンポーネントや完成車など幅広く展開し、どれに対しても全力で開発、生産を行い、採用しているテクノロジーやスタイルなどにフィードバックを行うなど、優れたメーカーです。
日本のBMX選手では比嘉 勝太(SHOTA)さんがWETHEPEOPLEを使用しています。
WETHEPEOPLEのおすすめBMX
WETHEPEOPLE 2018モデル CURSE FS の詳細情報
タイヤサイズ | 20.25インチ |
参考重量 | 11.93kg |
フレームサイズ | 4130 crmo down tube, 1020 hi-ten |
シート | WETHEPEOPLE “Curse 20” mid padded pivotal seat |
パークでも街中でも
CURSE FSはジャイロブレーキを採用しています。ジャイロブレーキとは、ハンドルと同じ方向に回るブレーキのことです。ローターと呼ばれるベアリングを内蔵された回る部品をつけ、ハンドルを回したときにブレーキワイヤーとハンドルが干渉されないようになっているのです。
そのため、パークで使用して技を決めるにも使うことができます。
タイヤサイズもほんの少しだけ大きく20.25インチとなっているため、普段使いもしやすいBMXになっています。しかし、チェーンカバーは付いていないため、街乗りで使う際には巻き込みなどに注意をしてください。やる人はいないと思いますが、裸足では乗れません。
サドルがおしゃれな柄になっているため、乗るのが楽しくなるおすすめのBMXです。
子供におすすめのBMXの人気メーカー
最後に子供向けのおすすめBMXの人気メーカーを紹介します。
子供向けのBMXはやや小さめで、本格的な大人用のBMXを小さくしたものになります。小さいながらも本格的なのでバリバリ使用できます!
GT
GTの生みの親、ゲーリー・ターナーは金管楽器のトランペットやトロンボーンなどを修理する楽器修理職人でした。それは高度な溶接技術を必要とする職業です。その普段の修理の仕事とは別に、高強度のクロモリを鋼を溶接して、ドラッグレーサーカーを作ったり、自らがプロのレーサーとして活躍していました。
その後1973年大きくなった自分の息子のために、最先端のクロモリを使用してBMXレーサーを作りました。それを見た他の子供達からも作って欲しいとのお願いが殺到し、その噂が広まりました。
それから、自転車ショップを経営しているリチャード・ロングが、お客様がゲーリーのフレームが欲しいとの声を受け、ゲーリーに製作と販売をしないかと声をかけました。ゲーリーは同意し、そこからGTが始まりました。
GTのおすすめBMX
GT 18’マッハワン ジュニア20(TT18.5)BMX20”の詳細情報
タイヤサイズ | 20インチ |
参考重量 | 7.96kg |
フレーム | 6061-T6 アルミニウム、ユーロ BB |
サドル | GT Uni Pro padded |
小さくても本格的!
このマッハワンはGTの歴史の始まりに作られたBMXレーサーの伝統の最先端を行くモデルです。そのためかなり本格的な作りとなっていますが、ジュニア向けのため、トップチューブは18.5と少し短めになっています。トップチューブとは、サドルの付け根の部分と、ハンドルの付け根を繋いでいるフレームの部分のことを指します。
重量が7.96kgとかなり軽くなっています。素材を見ていくと、フレーム、リム、ステム、シートポストとシートクランプはアルミで作られています。その他フロントとリアのハブ、ハンドルバーはスチール、クランクセットはクロモリと、多くの部分がアルミで作られています。そのためかなり軽いBMXになっています。
ガンガン使いたいキッズにおすすめのBMXです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?BMXのおすすめ人気メーカーを紹介しました。
最近になり知名度も上がってきたBMX、メーカーも日本のものが少しずつ増えてきました。
自分に合ったBMXを見つけてパークへ、町へ、繰り出しましょう!
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