ラグビーのポジションを紹介、プロップというポジションについて詳しく解説します。
1チーム15人で行うラグビーには、様々なポジションがあり、それぞれに求められる役割が存在します。
今回取り上げる「プロップ」は一体どういった役割を持ったポジションなのでしょうか?
プロップが試合中に求められる役割、プロップとはどういったポジションなのかを詳しく紹介します。
また、プロップを目指す方へ向けて効果的なトレーニング方法やおすすめの動画なども紹介しています。
ラグビー初心者の方や、観戦ビギナーの方にプロップの魅力をお伝えしていきます。
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プロップとは
プロップは「PR」と略して表されるフォワードポジションの一つです。
別名フロントローと呼ばれ、背番号で言うと1番と3番にあたります。
1番を左プロップやルースヘッドプロップと呼び、3番は右プロップやタイトヘッドプロップと呼ばれます。
ラグビー選手と聞いて一般的に想像する体型や体格と言えば
・山のような筋肉
・大きな身体
・太ももと見間違うような首
このようなイメージでは無いでしょうか?
プロップとは、まさにこのイメージ通りの体型・体格をした選手が多いポジションです。
プロップとは、ラグビーの数あるポジションの中でも1,2を争うパワーポジションです。
試合中の役割
前項で、パワーが求めれらるポジションとしてプロップを紹介しましたが、具体的に試合中はどのような役割をするポジションなのでしょうか?
プロップは、 スクラムを組む時に大きな役割を果たします。
スクラムは敵味方総勢16名で組み合って形成しますが、敵と直接組み合う最前列の両翼を担うポジションこそ、プロップです。
相手と押し合う「力比べ」をするスクラムにおいて、相手との接点にあたるプロップに求められる能力は「敵の圧力に負けない強靭な身体」です。
まさに、パワーポジションに位置するプロップはスクラムだけではなく、 ラインアウトやキックオフなど他のセットプレーでもその力を活かしたプレーが求められます。
ラインアウトで高身長のロックを持ち上げる、キックオフでボールキャッチのために飛んだ選手を支えるなど、パワーを活かした様々な役割を果たします。
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トレーニング
プロップが優先的に行うべきトレーニングを紹介します。
やはり、基本的な筋力を向上させるトレーニングが重要ですが、プロップの場合は特に鍛えておきたい部位があります。
それは 「首」と 「背中」の筋肉です。
なぜ首と背中が重要か?
それは、 プロップが担う一番大きな役割「スクラム」で相手を押し込む際に首と背中が重要だからです。
押し負けて首を上に上げてしまう、横に逸らしてしまうとスクラムで押し勝つ事は出来ません。
背中が丸まってしまう事も、力の伝達が正しく行われず、やはりスクラムで負けてしまいます。
他部位の筋肉もしっかりと鍛えるべきですが、 プロップを目指す場合は特に首と背中の重要性を意識してトレーニングをしましょう。
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体格
プロップを目指す場合、どのような体格を作り上げて行けばいいのでしょうか?
例えば、プロのラグビー選手でフォワードポジションの場合、 体重は100kg前後で体脂肪率20%が目安の体格と言われています。
プロップに求められる体格とは、パワーが求められるため「重さ」もまた武器になります。
しかし、ただ身体を大きくすれば良いというわけではなく、いくら体重が増えても動けない程重くても、筋力が少なくてもダメなのです。
体脂肪率20%や、体重100kg越えという目安はあくまでプロのお話。
学生ラグビーの世界では80kg~90kg台のフォワードはザラにいますし、体脂肪率が少し高くとも「動ける」ならば問題はありません。
自分が最大のパフォーマンスを発揮できるベスト体重と体脂肪率は個人差があります。
あくまでも、目安として目指すべき体重や体脂肪率を参考にした上で自分にとってのベストを探す事が重要です。
おすすめ動画
トンガの重戦車ことベン・タミフーナ選手のプレー動画です。
140kgという圧巻の体格を活かして相手ディフェンスを撥ね退けながら突進しています。
140kgが全速力で突っ込んでくる・・想像するだけで恐ろしいですね。
プロップはパワーポジションでスクラムなどセットプレーしか活躍の場が無い、と思っている方はタミフーナ選手の動きをみると勇気づけられるかもしれませんよ。
まとめ
プロップというポジションは、パワーが求められるフォワードの中でも特にパワーが重要となるポジションです。
先天的な骨格や身長は個人差があり、どうする事も出来ない素質の一つです。
しかし、筋力を鍛えて重量を増やす事は食事やトレーニングなど、練習でいくらでも作り上げていく事が出来る要素です。
しかし、戦術が日々進化しているラグビーにおいて、プロップは筋力トレーニングをしてパワーと重量を重視すれば良いという時代ではなくなってきています。
もちろん、パワーや重量を疎かには出来ませんが、現代ラグビーではプロップにも豊富な運動量を求める戦術や、パス・ランと言った基本技術の精度を全ポジションに高いレベルで求める傾向にあります。
パワーを活かした動けるプロップを目指してトレーニングに励みましょう。
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