ボウリングに少しなれてくるとハウスボールに物足りなさを感じ、マイボールが欲しくなりますよね。今回は初めてのマイボール購入を検討している方にマイボールの選び方と、実際におすすめのボールを紹介します。
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ボウリングボールの持ち方
マイボールを購入しても間違った持ち方では性能を発揮できません。そこで、最初にマイボールの持ち方を説明します。マイボールの目的は第一に「曲げてストライクを取ること」です。ハウスボールは曲がりにくく作られているので持ち方も変わります。
ハウスボールでは全部の指をしっかりと奥まで入れて強く握って投げる必要がありました。これは指にフィットしたボールがないのでしっかり持たないと落ちてしまったりとんでもない方向へ行ってしまったりするためです。
しかし、マイボールを手に入れたあなたはそこまで力を入れる必要はありません。なぜなら、そのボールはあなたの指にしっかり合わせたボールですし、曲がるようにできているので力を入れすぎては曲がらなくなるからです。最初に中指と薬指を第1関節と第2関節の間まで入れて親指を根本まで入れます。このとき、親指は曲げずに他の指も自然に持ちます。力を入れずに自然にです。
次に構え方です。構え方には重要なポイントがあります。投げる方の肩と垂直の位置にボールを合わせることです。高さは次の動作に支障をきたさない範囲であれば自由ですし、前傾であっても構いません。また、左手でしっかり支える意識で持つことでよりスムーズに投げられるようになるのでしっかりと覚えましょう。
ボウリングボールの素材の種類
ここまではボールの持ち方を説明しました。さて、いよいよボールの種類について見ていきましょう。ボールの種類は主に5種類です。それぞれの特徴をしっかりと把握して用途に合わせたマイボールをゲットしましょう。
ボウリングボールの素について以下の6点で説明します。
- パーティクル素材
- ソリッドリアクティブ素材
- リアクティブパール素材
- ハイブリッド素材
- ウレタン素材
- ポリエステル素材
パーティクル素材
摩擦力が高いので、オイルが多め、オイルが伸びたレーンで安定した能力を発揮します。曲がり方はゆったりとしています。プロの間では1投目によく投げられるボールです。
ソリッドリアクティブ素材
パーティクル素材ほど摩擦力は高くありませんが、ソリッドリアクティブ素材もオイル多めのレーンに適用したボールです。また、走りもいいのでスピードも出てかつ曲がり、投球の軌道が格好いいボールです。オイルがあるレーンでは効果を発揮しますが、ドライレーンや荒れたレーンでは難しくなります。
リアクティブパール素材
リアクティブパール素材もスピードが出て曲がる素材です。ソリッドリアクティブ素材よりも摩擦力が低いのでオイルが多いレーンでは滑ってしまいますが、ドライレーンや荒れたレーンに強く、格好いい軌道のボールが投げられます。よく走り、ボールです。
ハイブリッド素材
パール素材、リアクティブ素材の特徴を併せ持ち、使い勝手を広げたボールです。素材の混ぜ具合によって能力の割合を調節したボールです。一言にハイブリッドと言っても混ぜ合わせ方で性能もそれぞれなので選ぶ際はしっかりと性能を確認しましょう。
ウレタン素材
リアクティブ素材の開発前に使われていました。現在でもショートやドライで使われます。近年種類は減っていますがコントロールしやすいため多くのボウラーに愛されています。
ポリエステル素材
ペットボトルなどと同じ材質を使っているボールです。摩擦は少なくまっすぐ進むためスペア用のボールとして多くのプロが使用しています。
ボウリングボールの選び方
ボールには多くの種類、デザインがあります。今度はそんなボールの選び方を見ていきます。マイボールは特別なものですからきちんと選ぶ必要があります。
選び方について以下の5点で説明します。
- 重さは体重の1/10
- 素材で選ぶ
- 親指のフィット感
- コントロール性能
- 好きなデザインや色
重さは体重の1/10
まずは重さです。一般的に重さは体重の1/10と言われています。1ポンド約450gなので、10ポンド4.5キロです。なので、ハウスボールを選ぶ際には女性の場合10~12ポンド、男性なら12~15ポンドを選ぶと良いとされています。しかし、マイボールは手にフィットするように作られているので感じる重さが軽減されます。
したがって通常よりも1~2ポンド重いボールを使いましょう。女性は12~13ポンド、男性なら14~16ポンドがおすすめです。ただこれはあくまで目安なので、いろんなボールを持ってみて自分にあったボールを選んでみましょう。センターの従業員さんのアドバイスを聞いてみるのもおすすめです。
素材で選ぶ
1つめのマイボールを買う際に素材は気になるところですよね。雑誌やサイトには、どれくらい曲がって威力抜群というような触れ込みが書かれています。確かに参考にはなるのですが、これからマイボールを購入しようと考えている方には、コントロールの付きやすい素材のボールをおすすめします。まずはしっかりとマイボールになれ、正確なフォームを身につけることがボウリングをこれからプレイする上でとても大切だからです。
親指のフィット感
ボウリングで親指はボールをコントロールする上でとても大事です。ホールが大きいとすっぽ抜けやタコができやすく、反対に小さいと抜けずに放り投げてしまいます。サイズが合わないとせっかくマイボールを作っても使用するのが億劫になります。マイボールで投げていて親指が青くなってしまっては気分も台無しです。必ずボウリングセンターのドリラーさんに測ってもらって穴を開けるようにしましょう。また。少しでも違和感を感じたらきちんと伝え、フィットしないマイボールにならないようにしましょう。
コントロール性能
コントロール性能は指の間隔や、コア(ボールの中に入っている核の部分の位置によって決まります。指の間隔はドリラーさんにお願いして納得できる調整をしてもらいましょう。コアについては偏っているほど曲がりは大きくなりますがその分コントロールしにくく、コアが中心に近いと曲がりにくいですがその分コントロールしやすくなります。ボールによって千差万別なのでしっかりと調べて決めましょう。
好きなデザインや色
止まっているときだけでなく、上手に回転をかけるときれいな柄になるものからまるで火の玉、稲妻のような格好いい演出を楽しめるものまで多々あります。同じボールでもいろんなデザインがあるので楽しみながら見つけてみてください。派手な演出からきれいにストライクを取れたときは最高に気持ちがよく、これこそボウリングの醍醐味と言えるでしょう。
おすすめのボウリングボール10選
【MOTIV】ブラック・ジャッカルオイリーなコンディションが得意なボールです。摩擦が大きいので曲がりが大きく、ストライクを取りに行くのに有効なボールです。プロボウラーの間だけでなく一般ボウラーの間でも非常に人気があります。安心の日本限定品です。色は黒でジャッカルのイラストが格好いいボールです。ジャッカルのようにスピーディに激しくストライクを獲りましょう。 【Brunswick】ニルバーナ・リバース
ヘビーオイルレーンに最適なボールです。独自の技術を集結した高回転と軸移動で最大級の曲がりを実現しました。カバーも摩擦力抜群で、まさに「ヘビーオイル専用ボール」と言えるでしょう。また、ピンアクションや走りの能力も高いので、大会やスポーツシーンでも活躍してくれるボールです。うまく回転をかけることによって青と紫の柄が美しい軌道を描きます。 ライノ
通常コンディションからドライに有効なボールです。オイル部分でもドライ部分でも関係なくコントロールしやすいのが最大の特徴です。大きく曲がるわけではありませんが、走りがよくキレがいいボールです。ピンそばで激しく動くので印象的なピンアクションを味わえます。ボールのカラーバリエーションも多いので老若男女問わず人気のボールです。ストライクを取る能力に長けています。 【TRACK】ヒート・エクストリーム
ミディアム~ミディアムヘビーレーン対応のボールです。ソリッド素材の安定感を維持しつつピン際のキレがあるボールです。手前のオイルが薄くてもしっかりと性能を発揮してくれます。ヘビーオイル向けのボールとしては扱いやすさも特徴です。赤と黒のデザインでピンに向かっていく姿はまさに「火の玉」のように迫力満点です。 ABS】ジャイレーション
ハイパフォーマンスコアを搭載し、かつ価格へ挑戦したボールです。素材も3種類を設定し調整することで用途に合わせた曲がりを実現しました。初めてボールを2つ以上持ちたい方にもコストパフォーマンスに優れているのでおすすめです。カラーはシンプルですが回転によって奥深いアクションが起きます。初めてボールを作る方にもおすすめです。 【ABS】ラヴィ
初心者向けのボールです。ウレタン素材なのでほとんど曲がりません。他のボールと比べると安価でカラーバリエーションも豊富で初めてボールを作りたい方におすすめです。ボウリング入門用に購入してみるのもありです。また、曲がりは少ないのですがその分コントロールが付きやすいのでマイボールを持っているボウラーのスペア用のボールや、カバーボウルとしても有効なボールです。 【ABS】ジュビリー
ジュビリーも初心者、入門用のボールです。前述したラヴィと比較すると色が若干豊富なのと鮮やかな点が挙げられます。ウレタン素材なので少しは曲がります。入門用だけど曲げてみたい方におすすめです。また、ハードオイルレーン用のボールを愛用している方のドライレーン用に試してみるのにも有効です。使い方次第で可能性が広がるボールです。 ハイ スポーツ ビート ブルー×スカイ P-147-1
リアクティブウレタン素材なので迫力あるピンアクションと曲がりを実現しました。コントロールもつけやすく、初心者から上級者まで幅広く使えるボールです。カラーバリエーションも豊富で、独特のロゴも格好良く、持っているだけでテンションもアベレージも上げてくれる逸品です。 シュアラインハード
硬度が規定ギリギリで非常に硬いボールです。通常のボールは表面の摩擦力を上げることでボールを曲げることに特化しているものが多いですが。シュアラインハードは逆にツルツルで転がるというよりも滑って直進するという変わった軌道が持ち味です。初心者、上級者問わずスペアを取るためのカバーボールとして人気のボールです。
ターゲットゾーンポリエステル素材のカバー用ボールです。このボールの特徴として割れにくさが挙げられます。その丈夫さ故に初心者の入門用からプロのスペアボールとしてまで幅広く使われています。また、カラーも色とりどりで選ぶ楽しさも味わえます。初級者の方はぜひこのボールでターゲットゾーンにボールをコントロールする感覚を身に着けましょう。
ボウリングボールおすすめまとめ
いかがでしょうか。初めてマイボールを購入する際は誰でも期待と不安が胸をよぎるものです。今までの記事を参考に、「これだ!」というまさに相棒となるボールをゲットしていただければ幸いです。
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