クライミングハーネスは、大人気のボルダリングから、リードクライミングへとステップアップする際に必要なツールです。特徴により三つのタイプがあるクライミングハーネスの選び方や、人気おすすめ10選を紹介します。
クライミングシューズに履く靴下の選び方と人気おすすめ10選
ハーネスとは
クライミングハーネスとは、リードクライミングをする際に、からだにロープを装着するための安全ベルトです。自分のからだだけで壁を登るボルダリングとは違い、リードクライミングでは、クライミング技術とロープワークを駆使する事で、ボルダリングでは決して実現できない高さまで登ることができます。
ハーネスはなぜ必要?
クライミングハーネスは、クライミング時の安全を確保するために必要不可欠なツールです。リードクライミングでは基本的に、クライマーと地面でロープを確保するビレイヤーの二人一組で行います。
インドアクライミングでは、クライマーはハーネスにしっかりとロープを装着し、あらかじめセットしてあるクイックドローにロープを掛けながら登ります。ビレイヤーも同じくハーネスにロープを装着し、クライマーの動きに合わせてロープを出したり引いたりして調節し、常に最適な状態を保ちます。
ハーネスを装着することで、クライマーが誤って落ちた時にも、クイックドローに掛けたロープをビレイヤーがしっかりと確保し、クライマーの落下による事故を防ぎます。
ハーネスには3つのタイプが
クライミングハーネスには、動きやすさを重視したスポーツタイプ、快適性を考慮したベーシックタイプ、沢登りなど特殊な用途に対応した超軽量タイプの3タイプがあります。それぞれの特徴について以下の3点で説明します。
- 動きやすいスポーツタイプ
- ベーシックタイプ
- 超軽量タイプ
動きやすいスポーツタイプ
スポーツタイプのクライミングハーネスは、軽量で非常に動きやすく、スムーズなクライミングができる点が特徴です。スポーツタイプは、クライミングのコンペティション(競技会)で使用するのに最適なクライミングハーネスです。
スポーツタイプは軽くて動きやすい分、長時間ぶら下がった場合などからだへの食い込みが強く、痛みを感じたり、クライミングツールを掛けるギアラックの数が少なかったりなど、アウトドアで使用する場合にデメリットがあります。
ベーシックタイプ
ベーシックタイプのクライミングハーネスは、動きやすさと快適性のバランスに優れています。ツールを掛けるギアラックの数も多く。スポーツタイプよりはやや重いですが、岩場などアウトドアで使うのに最も一般的なタイプです。
超軽量タイプ
超軽量タイプは、重量が300g以下というやや特殊なクライミングハーネスです。超軽量タイプは、クライミングよりも沢登りやバックカントリーに適していますが、アークテリクスS240という、スポーツクライミングや岩場での使用にも対応した超軽量タイプも存在します。
クライミングハーネスの選ぶポイント
クライミングハーネスは、リードクライミングを始める人にはインドア、アウトドアのどちらにも必要なツールです。クライミングハーネスは、命を預ける重要な道具ですので、自分にあったモデルを慎重に選びましょう。
クライミングハーネスを選ぶ際のポイントについて以下の5点で説明します。
- 実際にぶら下がってみる
- レッグループに余裕があるか
- ウエストベルトに余裕があるか
- 岩場ではギアラックも
- バックルのタイプを確認
実際にぶら下がってみる
クライミングハーネスを選ぶときは、必ず自分のからだにきちんと合っているかが最も重要となります。そのため、ショップで試着して実際にぶら下がって使用してみるのが、賢く選ぶためのポイントとなります。
レッグループに余裕があるか
クライミングハーネスを快適に使用するには、太ももを固定するレッグループのサイズにある程度余裕がなければなりません。レッグループと太ももの間に手を入れた状態で、足を上げても抵抗がないのがベストです。
ウエストベルトに余裕があるか
クライミングハーネスは、腰を固定するウエストベルトにも、安全のために余りができるサイズが適切です。そのため、バックルから10cm程度余りができるサイズを選びましょう。サイズがギリギリだと衝撃でバックルが外れる可能性があり、危険です。
岩場ではギアラックも
岩場などアウトドアでクライミングハーネスを使う時には、クライミング道具を掛けるギアラックを使用します。アウトドアクライミングを快適に楽しむため、使い勝手の良いギアラックのモデルを選びましょう。
バックルのタイプを確認
クライミングハーネスは、腰を固定するウエストベルトのバックルにも数種類のタイプがあります。ウエストベルトを折り返すタイプが一般的ですが、ベルトを締めこむだけのダブルバックルやスピードバックルもあり、使う人の好みで選択できます。
クライミングハーネス人気おすすめ10選
クライミングハーネスで人気のある、おすすめ10選を紹介します。
ブラックダイアモンドのモーメンタムDSは、スポーツクライミングからインドアウォールまで、オールラウンドに使用できるクライミングハーネスです。DSバックル採用で、幅広いウエストサイズに対応可能です。
ブラックダイアモンドのソリュージョンは、コストパフォーマンスに優れたクライミングハーネスです。シンプルなデザインは、スポーツクライミングを好むクライマーに最適です。
ブラックダイアモンドのポッドは、フリース製パッドとナイロンベルトを装備した、フィット感とサポート性に優れたクライミングハーネスです。ポッドは、アルパインクライミングや縦走を好むクライマーに適しています。
アークテリクスSL340は、スポーツクライミングに適した超軽量クライミングハーネスです。SL340はわずか340gの軽量で、柔らかくフィット性に優れ、素早い動きが可能です。
ぺツルのヒューロンドスC36AOは、スポーツクライミング専用に開発された、超軽量クライミングハーネスです。C36AOは、わずか300gという軽重量で、高難度ルートの攻略に挑むクライマーをサポートします。
ぺツルのサマは、スポーツクライミングに適したモデルながらも、オールラウンドな使用が可能なクライミングハーネスです。サマは、フィット性を考慮した伸縮性の高いレッグループを採用し、快適な装着感を実現しています。
マムートのオフィール・スピードフィットは、アジャスタブルタイプのレッグループを備えた、オールラウンドなクライミングハーネスです。オフィール・スピードフィットは、スポーツクライミングからマルチピッチまで、快適に楽しめるおすすめのモデルです。
オフィール・キッズは、マムートの定番モデル、オフィールをベースにしたキッズ用クライミングハーネスです。オフィール・キッズは、調整幅が広いため子供の成長に合わせて使用が可能で、親子でクライミングを楽しむ人におすすめです。
エーデルリッドのフィン2は、調整式レッグループを搭載したキッズ用クライミングハーネスです。フィン2は、クールなアイスミントカラーが子供たちに大好評のモデルです。
べアールのファントムは、スポーツクライミングに最適な軽量クライミングハーネスです。ファントムは、最新のウェブコア技術によりクライミング時の荷重を分散し、快適に使用できる人気のモデルです。
クライミングのハーネスまとめ
クライミングハーネスの選び方や、おすすめの人気10選などを紹介しました。ボルダリングでは不可能な高さまで登れるリードクライミングでは、落下事故を防ぐクライミングハーネスが必需品です。万一に備えて命を守る大切なツールのため、からだに合ったモデルを慎重に選び、安全快適にクライミングを楽しみましょう。
【初心者必見!】クライミングシューズの選び方と人気おすすめ9選!
この記事で紹介している商品一覧
商品画像 | ||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
商品名 | Black Diamond(ブラックダイヤモンド)モーメンタムDS XS-M スモーク:パウエルブルー BD13059 | Black Diamond(ブラックダイヤモンド) ソリューション・メンズ スレート L BD13165 | BlackDiamond(ブラックダイヤモンド) ボッド BD13020 | ARC`TERYX(アークテリクス) SL-340 ハーネス SL-340 harness L06974000 | PETZL(ペツル) C36AO ヒューロンドス S オレンジ | PETZL(ペツル) C021AA SAMA サマ | (マムート) MAMMUT オフィールスピードフィット メンズ 2110-01340 | [マムート] クライミング ハーネス オフィール キッズ Ophir Kids dark cyan 2020-00810 | EDELRID エーデルリッド クライミングハーネス FIN 2 フィンII ER71646 ジュニア子供用 XXS アイスミント | Beal Phantomクライミングハーネス |
購入先 | Amazon楽天 | Amazon楽天 | Amazon楽天 | Amazon | Amazon楽天 | Amazon楽天 | Amazon楽天 | Amazon楽天 | Amazon楽天 | Amazon楽天 |
合わせて読みたい
- 【メンズ・レディース別】クライミングパンツの選び方と人気おすすめ10選
- 【レディース用】トレッキングパンツの選び方と人気おすすめ9選!
- 【初心者向け】ボルダリングシューズの選び方と人気おすすめ10選
- アウトドアスポーツにおすすめの人気ウィンドブレーカー10選
最新情報をお届けします
SportsTechベンチャーのAspoleが『オリジナルインソール』をBMZ社と共同開発。公式発売に先駆けてクラウドファンディングを開始!

「AspoleZERO」の特徴
- 「運動性」と「安定性」と「柔軟性」の三位一体
- 「立方骨(キュボイド)」を安定させる
- 衝撃吸収性と反発性を兼ね備えた高級素材「ポロン」を広範囲に使用
コメント
※承認後に表示されます。