今回はテニスの実用品として大切なばかりでなく、ラケットに付けるアクセサリーとしても活躍してくれる、テニスの振動止めの選び方とおすすめの5選を紹介します。
テニス用腕時計の選び方と人気おすすめ7選
目次
テニスラケットの振動止めとは?
ラケットフレームに張っているガット(ストリングスとも言います)でボールをはじく際にフレームとガットに振動が生じ、打球を繰り返すことで手首や肘などに衝撃と振動が伝わることになります。その振動は気になると不快で、過度に繰り返すことでテニスエルボーなどの肘のケガの原因にもなります。テニスの振動止めは、その不快な振動や衝撃を少しでも軽減するように作られたテニスアクセサリーです。
テニスラケット振動止めの種類
振動にはガットからくる振動とフレームからくる振動があります。多くはガットに付けて振動を抑える振動止めですが、フレームに付けて振動を抑える振動止めもあります。
面が小さいラケットしかなかった頃にはガットの長さは短く、打球時の振動も少なかったのですが、1980年代のデカラケ登場をきっかけに、ラケット面が大きくなりそれにつれてガットの振動も大きくなって、振動止めが多く発売され普及しました。発売当時、種類は黒色のワンポイント型のみでしたが、徐々にラケットへの付け方と振動の止め方の工夫から種類も増え、カラーもバリエーション豊かになりました。
以下、大きく4つに分けて種類をご説明します。
- ワンポイント型
- ひもで結ぶ型
- バー型
- フレーム型
ワンポイント型
多くの選手が使っている、ガットにワンポイントで付けるタイプの振動止めです。センターの縦糸2本に取り付けるタイプで、多くの中・上級・プロ選手が愛用しています。ただ、振動はあまり止まらず、スイートスポットを外すようなオフセンターの当たりでは結構振動が来ますが、最低限の振動は取り除いてくれます。
また、外れやすく、失くしやすいという欠点があります。材質はポリウレタンやシリコンゴムなど。付けていない時のように打ちたいが、振動は嫌いという人におすすめします。
ひもで結ぶ型
縦糸2本にひも状ゴムを結ぶタイプの振動止めです。元プロ選手のアガシ選手が、ゴムひもをガットに結んで使ったのが話題になったことを覚えています。普通の振動止めとは違う少し硬い打球感になります。結んだ見た目は印象的でかわいい感じがします。外れるのが困るという方には外れにくいのでおすすめです。
バー型
「ワーム型」とも呼ばれますが、縦糸6~10本を止めるタイプの振動止めです。素材はシリコンゴム。振動がほとんどなくなり、ボールの当たっている感覚が良くわかるので、初心者向けと言われますが、上級者でも愛用者が多いです。
特にテニスエルボーの経験者には、少しの振動も手首や肘に響きますのでこのタイプがおすすめです。ただ、ボールが飛ばなくなるのとスピンがかかりにくくなることには注意が必要です。
フレーム型
フレームからくる振動を取り除くよう、フレームに取り付けるタイプの振動止めです。かなり振動の減衰性は高く、打球感が全然違います。フレームに付けても打球の際のじゃまにならない大きさですし、重くないので大きくラケットバランスを崩しません。いろいろな振動止めを試してみたけれども満足いかない方やテニスエルボー経験者におすすめします。
振動止めの選び方
振動止めの選び方について以下の3点で解説します。
- 形状で選ぶ
- デザインで選ぶ
- テニスエルボー経験者へのヒント
形状で選ぶ
振動を止めることをメインに選ぶには、形状に注目してみてください。ワンポイント型のように縦のメインガット2本のみを押さえる形状のものは、しっかりと振動を抑える訳には行きません。ただし、ガットは動くのでボールの飛びは良く、スピンがかかりやすいという特徴があります。飛ばしたい方・スピンをかけたい方におすすめします。
バー型と言われる縦のメインガットを6本以上押さえる形のものは、付けない場合と比べはるかに振動減衰の効果が実感できます。また、ボールの飛びも押さえられるので、飛びすぎを気にしている方におすすめします。
デザインで選ぶ
ラケットにつけるアクセサリーとして選ぶには、デザイン重視で選んでみましょう。今ではデザインやカラーもバリエーションが増えたので選ぶのが楽しくなります。デザインが豊富なのはワンポイントタイプの振動止めで、形も様々、多色で、値段も高くないので、その日の気分や、ウエアの色に合わせて取り換えることができますね。
テニスエルボー経験者へのヒント
テニスエルボーなどケガへの不安を気にしながらのプレーはできればしたくないですね。テニスはボールを打ち続けるスポーツですので、どうしても打球時の衝撃や振動が、手・手首・上腕・肘を伝わって肩まで来てしまいます。衝撃や振動を抑えることがテニスエルボーの予防になるため、ラケット・ガット・振動止めを効果的に組み合わせることが大切と考えます。
振動減衰性の高い素材のラケットを使うこと、ガットはナチュラル、またはマルチのシンセティックガットから選ぶこと、振動止めはバー型などの振動を強く止めてくれるタイプを選ぶこと、これらをご自分の好みで上手く組み合わせることをおすすめします。
振動止めの人気おすすめ5選
ワンポイント型で人気おすすめの振動止めは、キモニーのクエークバスターです。素材はポリウレタン、値段も手ごろで、色の種類も10種類と豊富なので何種類か持っているとよいですね。縦糸2本と手元の横糸1本を押さえる形です。「マッシュルームマジック」という振動吸収機能は日米欧で特許を取得しています。飛んでなくなってしまったり、マッシュルームと呼ばれる部分が取れてしまったら買い替えです。錦織選手も愛用しています。
ひもで結ぶ型のおすすめは、キモニーのサウンドバスターです。素材はポリウレタンで、やや硬めの打球感を感じます。打球音を消すのがメインのようですが、しっかり振動も吸収します。リボンのようでかわいい感じで2個入りで色は8種類から選べます。
バー型でおすすめの振動止めは、トアルソンのショックバスタージェルです。素材はシリコンゴムで、縦糸10本を押さえるために振動が全くと言っていいほどなくなります。カラーはイエロー、ホワイト、ブラック、パープル、ブルー、レッド、ライトピンク、ライトブルーの8色から選べます。ラケットのカラーに合わせて選ぶと良いですね。
同じくバー型で人気なのは、バボラのビブラキルです。素材は、シリコン、中心部にオイルとベアリングの新機能を搭載、振動吸収性が格段に向上しました。縦糸6本を押さえるために嫌な振動はほとんど感じません。色は、ブラックとクリアから選べます。
フレーム型は、スポーツユニオンのバイブカットです。素材は特殊防振シリコンゴム、鉛玉。1つ装着で30~40%、2つ装着で60~70%の振動減衰性が得られます。1つ装着して試打しましたが、かなり振動がカットされることを感じました。テニスエルボーでお悩みの方や、他の振動止めでは満足しない方はぜひ一度使ってみることをおすすめします。色はブルー、イエロー、レッド、ブラック、ホワイトの5色から選べます。
おすすめの選び方を参考に自分に合ったテニスラケットの振動止めを選ぼう
選び方のポイントを基におすすめの5点を選んでみました。最近では形状やデザインで選択肢が増えて選ぶのが楽しくなりますね。打球時の振動を抑える実用性と、気分やウェアに合わせられるファッション性のあるテニスアクセサリーとして、自分に合った振動止めを見つけてください。
テニス用ガットの選び方と人気おすすめ15選!
この記事で紹介している商品一覧
商品画像 | |||||
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商品名 | kimony(キモニー) クエークバスター KVI205 | Kimony(キモニー) サウンドバスター | トアルソン(TOALSON) 振動止め ショックバスタージェル 1ENO119 | DUNLOP(ダンロップ) テニス ビブラキル振動吸収パーツ | VIBECUT(バイブカット) バイブカット(VIBECUT) 、ホワイト、打球時の不快なフレーム振動を吸収します。 SUVC001 |
購入先 | Amazon楽天 | Amazon楽天 | Amazon楽天 | Amazon楽天 | Amazon楽天 |
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